この本では、ヤギ博士とフタバちゃんの会話形式で、pythonの基本的な内容が丁寧に解説されています。
プログラミング未経験者が、はじめてpythonを勉強する際に最適な参考書だと思います。
書籍「python1年生 体験してわかる 会話でまなべるプログラミングのしくみ」について、
この本の概要や、目次、オススメできる人 / できない人などをレビューします。
筆者が実際に読んだところ、下記のような感想を持ちました。
この本のポイント
- ヤギ博士とフタバちゃんの会話形式で、とにかく読みやすい。
- pythonのインストール方法から丁寧に解説されている。
- コードは書き写すだけで動作するので、初心者がプログラミングとは何か?を体験できる。
- 超初心者向けであり、プログラミング経験者には物足りない。
プログラミング未経験者向けに、とにかく丁寧にpythonについて解説されています。
会話形式で話が進み、絵も多いので、中学生くらいであれば読み進めることもできると思います。(親のサポートは必要かもしれません)
サンプルコードの題材も、「おみくじ」、「カメでお絵かき」、「画像表示」など、視覚的に楽しめるものが用意されており、初心者が飽きないように配慮されているように感じます。
リスト、データ型、条件分岐、繰り返し処理など、プログラミングの基本的な内容についても解説されており、プログラミング未経験者の1冊目に最適な参考書になっています。
以降、目次や、この本をオススメできる人 / できない人などを紹介していきます。
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python 1年生の目次
全部で5部構成になっており、
pythonのコードを書き写しながらプログラミングの動作を体験したり、プログラミングの基礎を学べる内容になっています。
- 第1章:pythonって何ができるの?
- 第2章:pythonを触ってみよう
- 第3章:プログラムの基本を知ろう
- 第4章:アプリをつくってみよう
- 第5章:人工知能くんと遊んでみよう
この本の目次は、下記のとおりです。
第1章:Pythonって何ができるの?
・Pythonってなんだろう
・インストールしてみよう
第2章:Pythonを触ってみよう
・アイドルを始めよう!
・文字も表示させてみよう
・ファイルでプログラミング!
・カメでお絵かきしてみよう!
第3章:プログラムの基本を知ろう
・プログラムって何?
・データは「入れ物」に入れて使う
・文字列の操作を覚えよう
・データ型を変換する
・たくさんのデータを「リスト」にまとめる
・プログラムを考えるときの3つの基本
・もしも~なら実行する
・同じ処理をくり返す
・1つの仕事は、1つにまとめる
・他の人が作ったプログラムを利用する
第4章:アプリを作ってみよう
・操作できるアプリを作る
・画像ファイルを読み込んでみよう
・画像表示アプリの中で何をしているの?
・アプリを改造してみよう
第5章:人工知能くんと遊んでみよう
・人工知能って何だろう?
・人工知能を作る準備をしよう
・機械学習に挑戦しよう
・数字予測プログラムの中を見てみよう
・人工知能アプリ「チノ」を作ろう
・人工知能アプリ「チノ」を成長させよう
・これから何を勉強したらいいの?
第2章で、実際にpythonを触り、コードを書き写しながら、プログラミングを体験することができます。
カメに命令を出して図形を描くなど、視覚的にもおもしろい内容になっており、初学者がプログラミングに興味を持てる内容になっていると思います。
第3章では、リスト、データ型、条件分岐、繰り返し処理など、プログラミングの基本的な内容について解説されています。
この章も、会話と絵を交えながら丁寧に紹介されているので、初学者の方でも理解できると思います。
第5章では、機械学習についての触れられています。急に難易度が上がるので、初学者の方がコードを追いかけるのは厳しいかもしれません。
高度な機能をわずかなコードで実現できる、pythonの強力さを実感できればハマる章だと思います。
pythonは機械学習に用いられることの多い言語なので、たとえコードの内容が理解できなくても、初学者が機械学習に触れることができるのは良い体験になると思います。
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「python 1年生」をおすすめできる人
ここまで、「python1年生」について、概要を紹介してきました。
そのうえで、この本をオススメできる人は下記ような方になるかと思います。
この本がオススメな人
- プログラミング未経験の超初心者
- python初学者で、参考書1冊目の人
- 中学生でも理解できる内容
とにかく丁寧に解説されているので、プログラミングにまったく触れたことのない人にこそおすすめの本です。
内容は中学生も頑張ったら理解できるレベルだと思います。
コードを書き写すだけで動作するので、まずはプログラミングとはどういうものか!を体験してみたい人もおすすめです。
「python 1年生」をおすすめできない人
この本をオススメできない人は下記ような方になるかと思います。
この本に向かない人
- pythonや他のプログラミング言語を勉強したことがある人
- ネットで自分で調べて勉強できる人
- pythonのライブラリを使いこなしたい人
- 具体的にpythonで実現したい処理がある人
ある程度プログラミングを知っている人にとっては簡単すぎる内容になっています。
また紹介されているライブラリも少なく、具体的に何かができるようになる本ではありません。
「python 1年生」シリーズ
「python 1年生」には、下記のシリーズがあります。
「python 1年生」を学び終えたら、是非下記の参考書でも勉強してみてください。
まとめ
「python1年生 体験してわかる 会話でまなべるプログラミングのしくみ」について、紹介しました。
pythonの基本だけでなく、そもそもの「プログラミングのしくみ」から丁寧に解説されている参考書です。
はじめてプログラミングを勉強する方、コードを実際に書いてとにかくプログラミングを体験したい方に最適な参考書だと思います。
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