ラズパイを遊び尽くしたいのであれば、パイカメラ(pi camera)は必須ですね。
本記事では、パイカメラをラズパイに取り付ける方法、パイカメラで静止画を撮影する方法など、
パイカメラに関する基本的な内容について紹介します。
この記事で分かること
- パイカメラ(pi camera)のマウント組み立て方法
- パイカメラ(pi camera)をラズパイに取り付ける方法
- パイカメラ(pi camera)で静止画を撮影する方法
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購入したカメラ:LABISTS camera module
はじめに、筆者が購入したカメラモジュールについて、簡単に紹介します。
LABISTS社製のカメラモジュールを購入しました。
昔はAmazonでも取り扱っていたのですが、2021/7/22時点では無くなっていました。
カメラスペック
メーカー : オムニビジョン製
センサ型番 : OV5647
画素数 : 500万画素 (2592×1944)
フレームレート : 15fps (500万画素)、30fps(1080p)
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LABISTSのパイカメラ(Pi camera)マウントの組み立て方法
次に、LABIST社製カメラモジュールの組み立て方法について紹介します。
LABIST社製カメラモジュールを使用しない方は読み飛ばしてください。
LABISTS社製のカメラモジュールは、こんな箱に入っていました。
LABISTS社製のカメラモジュールの部品です。
説明書には、カメラの仕様や、ラズパイとパイカメラのケーブルを介した接続方法が記載されていました。
長さの異なるケーブルが2本入っています。
用途によって使い分けられるので、意外と便利です。
カメラ部を拡大した様子。
カメラマウントの組み立てに必要な部品。
パーツの保護シートをはがした様子。
はじめに台座から組み上げます。
台座に必要な部品はこちらの3点。
このような形で組み上げます。
この段階では固定されてないので、すぐバラけてしまいます。
マウント上部の突起に、別のパーツをはめ込みます。
残りのパーツを前面の突起にはめ込みます。
この段階まですごく不安定です。少し手を動かしただけでバラバラになります。
ネジ穴を合わせて、パイカメラを取り付けます。
ネジ穴を通して、パイカメラとマウントを固定すると、
マウント全体が固定され、バラけないようになります。
以上でマウントは完成です。
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パイカメラ(Pi camera)をラズパイ(Raspberry Pi)への取り付ける方法
次に、パイカメラをラズパイへ取り付ける方法を紹介します。
写真の矢印の場所が、パイカメラの取り付け位置になります。
よく見ると、"CAMERA"と書いてありますね。
パイカメラのケーブルを挿すために、
ラズパイのソケット部の黒い爪の部分を持ち上げます。
パイカメラのケーブルの金属端子部と、ラズパイのソケットの金属端子部が向き合うようにして、
ケーブルをソケットの奥まで差し込みます。
ケーブルを奥まで差し込んだ状態で、
ソケットの黒い爪を押し込むと、ケーブルが固定されます。
こちらが、パイカメラをラズパイに取り付けた様子です。
ここまでで、パイカメラのラズパイへの取り付けは完了です。
次は、ラズパイでパイカメラを使用するための設定について、説明します。
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パイカメラ(pi camera)の設定・画像取り込み
では、ここからは、パイカメラ(pi camera)の設定と、静止画の撮影方法について紹介します。
パイカメラとの通信の有効化
はじめに、ラズパイがパイカメラと通信を行えるように設定を変更します。
Raspbianメニューから[設定]>[Raspberry Piの設定]をクリック
[インターフェイス]タブで[カメラ]を「有効」にして[OK]をクリックします。
再起動のポップアップが表示されるので、[はい]をクリックして再起動します
カメラの動作確認①:ターミナルからの動作確認
ラズパイからカメラに通信できるようになったので、静止画が取り込めるか確認してみます。
簡易的な確認方法として、ターミナルから静止画取り込みする方法を紹介します。
RaspberryPiのターミナルから、下記のコマンドを入力します。
$ raspistill -o image.jpg
画像が撮影されれば成功です。
撮影した "image.jpg" は、home\"ユーザー名" のフォルダに保存されています。
ちなみに動画は、下記のコマンドで撮影できます。
$ raspivid -o video.mp4
カメラの動作確認②:Thonnyからの動作確認
次に、ラズパイに付属しているpythonの総合開発環境である"Thonny"から静止画を撮影する方法を紹介します。
例として、ライブビューを3秒表示して、静止画を撮影するコードを紹介します。
Thonnyを立ち上げます。
Thonnyが立ち上がったら、下記のコードを書き込み、「camera_test.py」の名前で保存します。
下記コードの "ユーザー名" の場所には、ご自身のラズパイ環境のユーザー名を入力してください。
###ライブビューを3秒表示し、静止画を撮影する
from picamera import PiCamera
from time import sleep
camera = PiCamera()
camera.start_preview()
sleep(3)
camera.capture('/home/"ユーザー名"/image.jpg')
camera.stop_preview()
「Run」ボタンを押すと実行できます。
もし、ライブビューが止まらないなどの不具合が発生したら、
「Ctrl」+「Alt」+「Delete」
で強制的に終了できます。
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まとめ
パイカメラのマウント組み立て方法、パイカメラのラズパイへの取り付け方法、ライブビューと静止画の撮影方法について紹介していきました。
パイカメラを操作できるようになると、ラズパイの応用の幅が広がります。
是非、いろいろ試して遊んでみてください。
本記事が、皆様の参考になれば幸いです。
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